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私の経験では過去最高齢となる、93歳の方から空き家のご相談がありました。

30年ほど前にお母さまから相続した実家が現在は空き家で、自分が元気なうちになんとか処分したいとのこと。しかし建物は4人兄弟で共有、土地は借地。自分だけの判断で勝手に処分はできません。

建物を解体するためには共有者全員の合意が必要です。共有者の皆さんがお元気でもなかなか一筋縄ではいかない作業ですが、今回はすでに亡くなっている方や施設に入居して連絡が取れない方もいました。

ご本人も耳が遠く、歩くこともやっとの状態です。それでもお話はしっかりできますし、状況もちゃんと把握できていましたので、ゆっくりではありましたが着実に前に進めることができました。

ところがどっこい、あとはご本人が署名捺印をすればという段階で、腰を痛めて入院することに。

このご年齢で入院となると、自宅に戻ることは難しいかもしれない。かといって私が病院に面談に行くことも難しい。どうすればよいか、と考えているうちに、奇跡的な回復であっという間にご自宅に帰ってこられました!

とはいえ自力では起き上がれない状態でしたが、なんとか無事に土地の返還はできまして、とても喜んでくださいました。

お一人さまの高齢社は何かとご苦労されます。

今回はよかったものの、もっと大きなケガや病気で亡くなっていたとしたら、これが相続問題に発展して、問題がより複雑化していたことでしょう。そうならないように相続対策が必要なわけですが、遺言書を書いてもらうのも簡単ではありません。そして、このハードルを超えられないがために、空き家が空き家のまま放置されて老朽化し、周辺に悪影響をおよぼし、、、となっていくわけです。

今回はそのようにはならずに済んだことで、とりあえずは一安心です。ご依頼いただきありがとうございました。

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執筆者情報

執筆者情報

有限会社西都ハウジング
専任スタッフ
松尾 重信

資格・免許
宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)
公認 不動産コンサルティングマスター

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